中学の頃の教師
中学生の頃の話になりますが、卒業のときに、初めて「恩師だ」と実感した先生がいました。おそらく、わたしだけではなく、クラスのほとんどの子達が、同じように感じたのではないかなと思っています。
その先生は、1年生のときから担任をしてもらっていたのですが、女性の先生で、年齢もまだ若い、きっと20代の後半とかだったのだと思います。ただ、ずっと教えてもらう3年の間には、特別に何かを思ったことはありませんでした。一生懸命に教えてくれていましたが、文系の先生でしたので、特に熱血漢ということもありませんでした。ドラマのように、何かを語るとか、生徒の心を開くというような、ドラマチックなエピソードがあったわけでもありません。
ただ、本当に3年間を通して、ずっと一生懸命にわたしたちを見ていてくれたのだと思います。浮き沈みがないというか、いつも同じだったというのは、そうやってアップダウンを実感しないくらいにずっと一生懸命でいてくれたのだなと、あとで分かりました。そのことを、最後の日にあらためて実感したことを覚えています。